日々感じる肩こりや腰痛、膝の痛み。
その原因が「姿勢」にあるかもしれないと聞いたら、どう思いますか?
この記事では、
① なぜ姿勢が痛みにつながるのか(メカニズム)
② 痛みが軽減した実例(※個人差あり)
③ 症状別:しびれ・肩・膝の“よくある原因”と対処の考え方
を、できるだけわかりやすくまとめます。
実は、私たちの普段の「姿勢」が、体全体に大きな影響を与えています。
アメリカ合衆国にある世界的に有名な医療機関「Mayo Clinic(メイヨークリニック)」による研究では、正しい姿勢を保つことが、筋肉や関節への余計な負担を軽減し、慢性的な痛みを予防する効果があることが明らかになっています。
Mayo Clinicは、100年以上の歴史を持ち、医療の分野で最高水準の研究と最先端の治療を提供していることで広く知られ、その情報には確かな信頼があります。
メイヨークリニックの参考記事
引用先:「メイヨークリニックQ&A: 正しい姿勢と体の配置」
では、なぜ姿勢が痛みに影響を与えるのか?
「悪い姿勢が痛みを引き起こすメカニズム」についてと、BEST WALK の姿勢改善から痛みが軽減された実例を交えて、詳しく解説していきます。
なぜ姿勢が痛みに影響するのか(3つの仕組み)

例えば、アメリカでトップクラスの医療機関として知られている「Cleveland Clinic(クリーブランドクリニック)」 は、肩の痛みや腰痛が多くの場合、姿勢の悪さから来るものであると指摘しています。
つまり、悪い姿勢によって負担がかかったことが痛みの原因であり、本来改善しなければいけないのは「姿勢」なのです。
引用先:Cleveland Clinic(クリーブランドクリニック)の記事「姿勢」
メカニズム①:荷重ラインがズレて「負担が一点集中」する(圧縮・剪断ストレス)
・圧縮ストレス:関節や背骨を“押しつぶす力”
・剪断ストレス:関節や椎間板を“横にずらす力”
たとえば「頭が前に出る姿勢(頭部前方位)」では、首の後ろの筋肉が頭の重さを支え続けるため、首〜肩に余計なストレスがかかりやすくなります。
また、Cleveland Clinicも、良い姿勢は背骨を支え、首・肩・背中などの“よくある痛み”の予防に役立つと説明しています。
要するに、姿勢が崩れると「本来は全身で受ける負荷」が、首・腰・膝などに偏って溜まりやすい、ということです。
メカニズム②:関節の役割が崩れて「代償動作」が起きる
ざっくり言うと、体は 「動く関節(モビリティ)」と「安定させる関節(スタビリティ)」が交互に並ぶように設計されています。
・動く関節
足首、股関節、胸椎、肩関節、頚椎上部
・安定させる関節
足底、膝、腰椎(骨盤)、肩甲骨、頚椎下部
ところが、姿勢不良や筋肉の硬直により「本来動くべき関節」が動かなくなると、体は日常動作を成立させるために、本来は支える担当の関節(膝関節や腰椎)が無理に動いて補う(代償動作)を起こします。
この“役割の入れ替わり”が続くと、負担が一点集中し、痛みの連鎖が生まれます。
【よくある代償動作の例(痛みにつながりやすいパターン)】
①股関節が硬い(伸びない・回らない)
→ 腰椎が過剰にひねる(本来は安定担当が動きすぎる)
→ 腰痛の症状が出やすい
②肩が丸くなる
→ 胸椎が回旋できなくなる
→ 腰椎が過剰にひねって負担がかかる
→ 腰痛の症状が出やすい
③足首の動きが悪い
→ 膝がその動きを補う
→ 膝の痛みや違和感につながりやすい
「硬いところが原因、痛いところは結果」になりやすいのが、代償動作の怖いところです。
メカニズム③:神経の“通り道”が刺激され、しびれ・放散痛・筋力低下につながる
代表例が 、頸椎神経根症(首の神経が圧迫・炎症を受ける状態)です。
Mayo Clinicは医療者向けの解説で、頸椎神経根症の症状が 「痛み → しびれ(チクチク) → 筋力低下」 の順に進むことが多い、と説明しています。
※ここで“運動時の要注意ゾーンについて、見ていきましょう。(受診の目安)
次がある場合は、セルフケアより 早めの医療評価が安全です。
・しびれが強くなる/範囲が広がる
・握力低下、物を落とす、力が入らない
・歩きにくさ、手先の細かい動作ができない
・排尿排便の異常など(緊急)
神経症状は「姿勢だけ」の問題とは限りません。
まずは安全確認、その上で姿勢・動作を整える運動を行うことが最短ルートです。
とメイヨークリニックの医師は言います。
BEST WALK では、こういった神経症状を長年の経験から見極めることで、安全な整体とパーソナルトレーニングを提供しています。
姿勢改善で痛みが軽減したお客様の例(実例)

具体的には、
☑️ 背骨(頸椎・胸椎・腰椎)の配列
☑️ 骨盤の傾き・左右差
☑️ 肩甲骨の位置と動き(肩甲帯の安定)
☑️ 関節の使い方(歩く・しゃがむ・腕を上げる等の動作パターン)
を確認し、負担が偏る原因を見つけて、体にとって自然な動きに戻していきます。
この「負担の偏り→代償動作」の状態が長く続くと、関節や筋肉、靭帯などに大きなストレスがかかることがある、とMayo Clinic Health Systemも説明しています。
《クライアントの例(※個人差あり)》
病院に2年通っても肩・膝の痛みが再発し、手のしびれまで出ていた方が、姿勢と体の動きを整える方向に切り替えた結果、約1ヶ月で痛み止めの頻度が減り、痛みとしびれが軽減しました。
この改善のポイントを解説します。
引用先:メイヨークリニックの参考記事「姿勢:まっすぐに立つ以上のこと」
手のしびれの原因と対処法

頸椎のズレにより、骨と骨の間にある神経の通り道(椎間孔:ついかんこう)が狭くなり、神経が圧迫されます。結果、神経がつながっている手が痺れたり、動かしにくくなるのです。
この場合は、頸椎だけにアプローチをしても、しびれは改善しません。特に、胸椎(きょうつい)や腰椎(ようつい)の歪みが首に影響しているため、背骨全体を矯正する必要があります。
【体の仕組み】
背骨には神経の幹が通っており、そこから枝分かれして手足へつながっています。背骨がずれると、骨の隙間から出ている神経が圧迫され、痛みやしびれ、自律神経の乱れなどの原因になります。
肩の痛みの原因と対処法

この場合、肩へのマッサージや湿布は一時的な対策にしかならないことがほとんです。肩甲骨や背骨の位置を正すことが重要です。
【体の仕組み】
肩が丸まった姿勢では腕を高く上げることができません。正常な可動が妨げられるのです。こうした骨のズレによる「関節の可動性の低下」は、背骨や股関節、足首など様々な部位で発生します。
関節の動きが悪い状態で無理に体を動かすと、関節に大きな負荷がかかり、痛みを引き起こします。
膝の痛みの原因と対処法

膝は曲げ伸ばしは得意ですが、横からの負荷には弱い構造です。
「骨盤が倒れる」と脚の付け根が開きガニ股になりやすく、「骨盤が前傾する」と内股になりやすい。
この姿勢で歩くと、股関節が正常に動きにくくなり、膝には”捻れる負荷”がかかります。
骨盤や股関節の歪みを正しく整えることが根本的な改善には不可欠です。
【体の仕組み】
まずは姿勢についてです。
骨の一部がずれると、体はバランスを取ろうとします。背骨が歪むと膝も歪むのは、体の自然な反応です。
次に関節の動きについてです。
背骨(胸椎)が固く動かなくなると、膝や腰が無理に動いて代わりに負担を受ける「代償動作」が発生します。この無理な動きによって、関節に大きな負担がかかります。
このような「姿勢」と「関節の動き」の代償が、膝や腰などの関節に大きな負担をかけるため痛みが起きてしまうのです。
BEST WALK が着目しているのは、、痛みがある部位以外にある「根本的な問題」です。
“正しい対策”を選ぶために必要な評価の視点(専門家が見るポイント)

痛い場所だけを見るのではなく、全身のつながりの中で「なぜそこに負担が集まっているのか」を整理します。主に次を確認します。
静的アライメント(立っている姿勢)
→ この歪みによって、大方の「施術でほぐす部位」と「トレーニングで鍛える部位」を見極めます。
胸郭 × 肩甲骨の協調(肩がスムーズに動く土台)
→ 肩が“詰まる”タイプの痛みは、ここが崩れていることが多いです。
股関節の機能(膝・腰の負担に直結しやすいポイント)
さらに、骨盤を支えられる安定性があるか
→ 股関節がうまく使えないと、膝や腰が代わりに頑張って痛みにつながりやすくなります。
筋膜(ファシア)の状態(全身の“つながり”と動きやすさ)
ここが硬くなったり、滑りが悪くなると、動きが制限されて、別の筋肉が引っ張られ、無理に動く(代償)が起きやすくなります。
例)胸腰筋膜(背中〜腰)/股関節前面/腸脛靭帯まわり/ふくらはぎ〜足底筋膜などの 張りの偏り・硬さ・滑走性(動きやすさ) を確認します。
動作評価(動いている時に何が起きているか)
例)膝が内側に入る/腰が反る/つま先が外に逃げる/体幹が左右にブレる など
必要に応じて医療連携(安全確認を優先)
まとめ: 姿勢改善で痛みのない快適な生活へ

痛み止めや患部への治療は一時的な緩和策であり、根本的な解決にはならない場合があります。痛みは体からの警告であり、痛みだけではなく、その背後にある「原因」を取り除くことが必要です。
根本的な「姿勢」や「関節の動き」を調整し、体への負担を軽減することで、症状の改善が期待できるのです。
まず、痛みを感じたら病院で診断を受け、対症療法を選択することは重要です。
しかし、痛みを根本から解消するために、姿勢を見直してみましょう。
|姿勢が気になる方へ|
下記のリンク先では、ここでは紹介しきれない「猫背」や「反り腰」姿勢の改善方法を徹底的に解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
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